2024年1月12日に公開された映画『カラオケ行こ!』を観ました。
綾野剛がヤクザ役??
なんかベタだな~と思いながらも、楽しそうな映画のポスターを見て、『カラオケ行こ!』を観ました。
怖い綾野剛が出てくるのかと思いきや、齋藤潤さん演じる中学生にツッコミを入れられるようなスキのある、素直でかわいい一面があるヤクザさんでした。
脚本を担当するのが、ドラマ『MIU404』の野木亜紀子さんとあとで聞いて納得。
観たあとで、もっと綾野剛の狂児が見たい!と禁断症状が出るぐらいの魅力的なキャラでした。
映画『カラオケ行こ!』の基本情報
原作:和山やま『カラオケ行こ!』(ビームコミックス/KADOKAWA)
監督:山下敦弘
脚本:野木亜紀子
プロデューサー:二宮直彦、大崎紀昌、千葉英久、根岸洋之
音楽プロデューサー:北原京子
特別協賛:JOYSOUND
サウンドデザイン:石坂紘行
主題歌:Little Glee Monster『紅』(Sony Music Inc.)
撮影:柳島克己
照明:根本伸一
美術:倉本愛子
装飾:山田智也
録音:反町憲人
衣裳プラン:宮本まさ江
衣装:江口久美子
ヘアメイク:風間啓子
編集:佐藤崇
VFX:浅野秀二、横石淳
制作担当:間口彰
助監督:安達耕平
キャスティング:川口真五
企画:若泉久朗
上映時間:107分
制作年:2024年
製作:「カラオケ行こ!」製作委員会
制作・配給:KADOKAWA
おもな出演者
成田狂児…綾野剛
岡聡実…齋藤潤
森本もも…芳根京子
岡優子…坂井真紀
岡晴実…宮崎吐夢
和田…後聖人
中川…八木美樹
組長…北村一輝
ハイエナの兄貴(小林)…橋本じゅん、
唐田…やべきょうすけ
銀次…吉永秀平
キティの兄貴(尾形)…チャンス大城
峯…REDRICE(湘南乃風)
ストーリーは?
合唱の強豪校・森丘中学校合唱部の部長・岡聡実(齋藤潤)は、合唱コンクールの帰りに、ヤクザの成田狂児にいきなり「カラオケ行こ!」と誘われる。
組のカラオケ大会で歌へた王になってしまうと、組長から罰を与えられるのだ。
狂児は、その罰から逃れるために、どうしても歌が上手くなりたい。と、聡実に歌が上手くなる方法を教えて欲しいと頼み込む。
嫌々カラオケボックスに連れて行かれた聡実は、狂児が歌う『紅』を聞いてひとことふたことアドバイスしてその場限りと別れる。
しかし、聡実のアドバイスを素直に聞いて練習してきた狂児は、聡実が通う中学校にまでカラオケを誘いに来るようになるーー。
大人に反抗する態度と、真っすぐに人を信じる純粋さも持つ聡実。
子どもの言うことであっても、素直に聞きつつずる賢さを持つ大人の狂児。
そんなふたりが、歌を通じて友情を育んでいくーー。
…というお話です。
ヤクザにも強気な少年・聡実
いきなりヤクザに「カラオケ行こ!」と誘われて、一緒にカラオケボックスに行ってしまう、齋藤潤さん演じる岡聡実。
度胸あるな~~。私なら逃げ帰る思う。
しかし!
思春期の大人への反抗心からか、怖がりながらも綾野剛さん演じるヤクザ・成田狂児に強気に対応します。
「裏声で気持ち悪い。」
怖いヤクザにそれ、言う??
スゴイな!
それがもう、関西弁のテンポのよさもあって、漫才みたいで面白かった!
カラオケのシーンが始まってすぐ、声を出して笑いました。
中学生とヤクザ
大人顔負けの口の達者さがある聡実ですが、中学3年生。
思春期の真っすぐも持ち合わせていて、大人の狂児が戯れに言った何気ない言葉に傷ついてしまい、感情をあらわにしてしまうシーンもありました。
ここでグッと、青春時代を思い出します。
大人の狂児と、中学生の聡実の友情。
ほのぼのとしつつも、狂児はヤクザ。
ピリつくコワイシーンもあります。
ほのぼのとピリピリ。
微妙なバランスで進むストーリー。ちりばめられていた伏線。
物語が進む中で、ちょっと気になったな。と思った部分も全部キレイに回収され、満足する物語の展開でした。
さすが野木亜紀子さん!
笑いあり、涙もあり。
ヤクザと中学生の友情物語。
これは映画館に観に行ってよかった!
楽しくて面白い。いい映画でした。
ぜひ、映画館でご覧になってください!
オススメです。
以上、映画『カラオケ行こ!』を観た感想でした。